梅津です!
 
船形連峰の主峰・船形山は標高1,500mに過ぎませんが、千メートル峰は
24もあり、山域は約4万haあります。このうちおよそ2万haをブナ原生林が占
めていました。1950年〜60年代までは白神山地のブナの森(世界遺産
登録の核心部1万7千ha)をしのぐ広さがあったと思われますが、林野行政
により伐採されて、その4分の3を失ってしまったのです。
 
伐採をまぬがれたブナ原生林は、日本の貴重な森です。
 
水と命の源である「ブナの森を守れ」の世論の高まりにより、平成11年に
「船形山植物群落保護林2,754ヘクタール」が新設され、伐採をまぬがれ
保護されることが判明しました。
 
従来の「絶滅の危機に瀕する船形山」から、「蘇れ船形山のブナの森」へと
視点を移し「船形山のブナを守る運動」を通して元気を出して、ふるさとの
山や川を守りたいものです。
 
船形山のブナを守る会機関紙「ブナの森Vo.8」より抜粋しました。
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